仕事人コラム

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フタを開けたら

先月工事をさせて頂いたホテルで、ロビーに使用されていたソファーの張替工事を受けました。

ソファーはアンティーク風の塗装がされたクラシカルなものでしたが今回の改修工事とのインテリアに統一感を持たすため、切れ地の張替えと木製フレームの塗装をする事になりました。

  

既存の生地を剥してみたら色々な問題が発生!!
①台座と脚部の接合部の強度不足
 フィンガージョイントの加工はして有りましたが、ズレていて接着剤のみでの固定
②ソフャー背面を支えるフレームと台座部の補強材がお粗末
 小さい木材を写真の様にする事のほうが難しいのでは?
③座面下側の補強不足

大きく以上の問題が挙がりました。今回は生地の張替と塗装直しの御依頼でしたが一部修理を行い、今後支障の無いよう使って頂けるよう手を加えさせていただきました。

 

修理内容
①台座と脚部の接合部補強は、台座裏より既存の台座カーブに併せた木材(ナラ材)にて補強。
②台座部には、新しい補強となる木材を入れなおす。
③各接合部には出来るだけ接着材を塗布
 ※写真で見られる青とオレンジのバンド(ウエービングテープ)は国産ですと既存の物より強度が有るので張り直しをしたいのですが骨組みの接合部がテープの強度に耐えられない恐れがある為今回はそのままとします。

 

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海外で作られた物だと思われますが、15年前の物でもそれなりの金額がしたことでしょう。張替や塗装直しなどで修理をし、大切な思い出のある家具を永く使って頂けるお客さまは少なくなっていますし、そのような家具をお手元にお持ちの方も減ってきている中、今回の修理をさせて頂き、今後共責任を持ってメンテナンスをしていきたいと思います。

 

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建装部 宮原

お屋敷設計監理奮闘記

15年前位に高級住宅の設計監理業務を受託したときの話です。当初は私の担当課の仕事ではなかったのですが、他の課から異動してきた担当者Aが持ち込んできた仕事でした。担当者Aが異動してきてまもなく設計完了したので挨拶に伺ったところ、お客様(奥様)は設計図を見るなり「このような洋風の家の設計を依頼していませんよ。」と強い口調で不満をぶつけてきました。担当者Aはすっかり自信をなくしてしまい、私が担当せざるを得なくなってしまいました。その後、設計を0から再スタートしたわけですが、奥様との打合せ(会話)がどうしてもうまくいきません。お客様と私の生活レベルや価値観の相違がある上、図面を読めない奥様にいくら図面の説明をしても、理解してもらうことはもはや不可能かとまで思いました。

 

とにかく確認申請用の図面だけはなんとか承認をいただいたものの、これからどうやって意匠デザインを決めていこうか悩みました。室内の三次元パースを作成して検討資料にしようかと思い、見積を依頼したところ500万円かかるとのことで断念し、やっぱり自分が悩みながら、信頼をもらいながら決めていくしかないと決心しました。

 

延床面積で150坪くらいある家で、地下一階、地上2階、コンクリート造の天然スレート屋根、外壁は真っ白なライムストーンの豪邸です。各部屋の展開図を描きながら、部屋の室内パースを描いて、お客様に見てもらいながら確認していこうと思いました。パースには、床壁天井はもちろん、建具・木造作・造作家具・照明器具・冷暖房換気機器など、現れてくるものは全て描いていくことにしました。当初は、主要な部屋だけと思っていましたが、パースを使っての打合せだと理解しやすいらしく、要望も具体的に話していただけるので、浴室や廊下、ホール、化粧室、着付け室、書斎、寝室など気がついたら全部屋を描いていました。

 

後は仕上げ材のサンプルを見てもらって決めていけるかなと思っていました。しかし、そうは簡単にいきませんでした。「外壁の石を見に行きましょう。真っ白で柄や斑の全く無い石でなければいけません。」とおっしゃるのです。これは大変なことになった。現場所長と石工事業者と打合せして、原石からみせておかないと納得してもらうのは難しいという結論になりました。柄や斑の無い石などありえないからです。納得してもらえそうな原石が輸入されたという度に、お客様と同行で関が原に3回ほど出張して使う原石を決めましたが、製材する過程で柄や斑が出てきたものですから、その度に石材加工場に出向いてその石は北側の目立たないところに張ってくださいとか、石一枚一枚まで外壁のどこに貼るのかお客様と同行で決めるところまで行ってしまいました。
これらの現物主義による決定方法は、その後、衛生機器、水洗金具、照明、ドアハンドル丁番、ファブリックス、家具など全てにわたり、お客様は私と毎日のように都内のショールームを廻っては、納得できるものがないといって「他に何かないの?」と私を悩ませつづけました。

 

最後は庭園です。これまで住んでいた家の外構と庭園設計も有名な建築家に依頼しただけのことはあり、庭園とくに樹木に対するこだわりは尋常なものではありません。私も、庭園は私どもが紹介する専門業者にお願いしてください。と逃げようとしたのですが、そうはいきませんでした。庭園業者が所有する山があり、そこに樹木を見に行くからついてきなさい、ということになりました。敷地の入口にある門から玄関に至るアプローチに植える桜は、この家の景観の重要な要素であることは間違いありません。山の中を駆けずり回って候補となる桜を何本か決め、実際に現場に入れて植えてみることになりました。現場に持ってくると、山で採寸したにもかかわらずバランスが悪く、その後何回か山へ行かざるを得ませんでした。

 

竣工引渡以降、お客様からは全く連絡がなく、不都合があるはずだと思い担当者Aと一ヶ月位経ったときに訪問しました。奥様は満面の笑みで私たちを迎えてくれました。しかも担当者Aに花束まで用意して。

 

建装部・企画設計室 菅原 健二

こんな時こそ

旅館やホテルを経営している皆様には厳しい経営の時期が続いていると思います。でもこんな時期でも儲かっている施設や、工夫をして元気な施設があります。ちょっとのぞいてみようと思います。

 

ここはある温泉地にある日帰り貸切風呂を運営する施設です。

10棟のログハウス的な建物に露天風呂を2湯設け、室内は10畳ほどの広さを確保しています。日中から家族連れやアベック、おばさんたちのグループなどでかなり盛況です。夕方からは契約している旅館からお客様が来ています。旅館の貸切風呂としても稼動しています。
 

この施設は建築してまもなく4年を迎えようとしていますが借入金を返済して初年度から毎年3,000万くらいの利益を計上し順調に推移しています。この施設を建築しようと計画したときのオーナーの発想はこうです。
「この景気の悪いときに20代30代の子育てに大変な家族が記念日にいくら使えるだろうか?」からはじまりました。朝から車に乗って家族と観光地を見学する。昼に温泉につかってゆっくりした後、家族で食事をし、楽しい思い出を作る。ガソリン代や施設見学費、食事代を含めて総額12,000円ぐらいが限度か。温泉地に行くならいい旅館に泊まってゆっくりお風呂に入り おいしい食事をいただきたい。でも1人2万円も払うのは大変。それなら時間で割れば安く提供できる。お風呂を体験してもらえば温泉地の販促につながる。

こんな発想から出来上がったのがこの施設です。

  

建築的な工夫も凝らされています。自然の木々をいじめないように基礎を立ち上げてその上に施設を乗っけました。こうすると開発費用も安くおさえられ、固定資産になる割合も少なくてすみます。
お客様のために源泉を掛け流して魅力付けをし、利用料金は、1時間よりは2時間、2時間よりは3時間利用するほうが安くなるように設定しました。部屋はルームチャージで人数が多ければ多いほど1人あたりは安くなります。持ち込みも出前も自由で料金もかかりません。運営側としては、サービスもしないので人件費や経費が安く納まります。お客様には使いやすい施設作り、運営側としてはコストがかからない施設づくりができました。

 

景気の悪いときに世の中を嘆いていてもお客様は増えません。このオーナーのように発想をかえ、どうしたらお客様が喜ぶか、どうしたらコストを下げられるかを考えてみるいい機会だと思えばいいのかなと思います。

 

自分だけ得をするような発想ではいいものは作れないと考える毎日です。CO2削減が叫ばれる世の中です。無駄にしている温泉や水、電気などのエネルギーはありませんか。エコを工夫してお客様に喜ばれる施設に変身させるつもりはありませんか。今がそんな発想をする時期です。

 

建装部 中安

 

日頃、インテリア業界の方々のお話を伺う機会が多くありますが、最近特に「インテリアショップ」という形態が増えてきたように感じています。インテリア・家具業界は大きく3つに分かれるといわれますが、ひとつが家具製造メーカー、ふたつめが家具専門店(幅広い種類の家具を扱う大型店など)、それから、インテリアショップとよばれる形態がそれにあたります。

 

 

この三番目に挙げたインテリアショップは、ライフスタイルショップと呼ばれることもあり、それぞれ独自の商品コンセプトやインテリアスタイルを持っているのが特徴です。ライフスタイルは「生活様式」と訳せますが、例えば一口にモダン系の家具といっても、「和風モダン」「クラシカルモダン」「シンプルモダン」と種類もさまざま。個人的に、年々インテリアショップごとのオリジナリティや方向性に違いが出てきていると感じています。

 

 

先のインテリアショップの方々のお話によると、最近は特に「こういう暮らし方をしたい」と、インテリアのイメージや具体的な生活シーンを持って来店されるお客様が増えているのだとか。そこには、独自の価値観や生活習慣、個性や人生観までもが含まれているように思います。そう考えると、インテリアはそれらのこだわりを形にする手段として、とても有効なものといえるのではないでしょうか。

 

 

私自身も、宿泊施設様からインテリアコーディネートのご依頼を受ける際、常に「施設様のイメージや商品コンセプトを決して外さないこと」を強く意識しています。家具はもちろん、カーテンやベッドスローなどのファブリック、アートワークや小物・備品類に至るまで、ひとつひとつが施設様の印象をつくりあげる大切な要素。灰皿ひとつ選ぶのにも、決して妥協は許されません。

 

 

今は、お客様が旅行前に施設様の情報を簡単に得ることができる時代。だからこそ「宿の雰囲気やインテリアイメージが素敵だから、ぜひ一度ここに泊まってみたい」と、ホームページやパンフレットをご覧頂いたお客様の背中を後押しするような、そんなきっかけをつくれるインテリアコーディネートのご提案ができたらと日々考えています。

 

企画設計室 佐伯

 

 

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助成金活用のすすめ

現在、四国のとある大型旅館様での従業員研修業務をお手伝いしています。
こちらの施設では、年間で4回に亙る研修を実施しますが、研修前からJTBのアンケートポイントが85点以上という高評価でしたので、どのポイントを強化したらよいかを探るために、事前に覆面のサービスチェックを実施しました。
その結果、サービスが我流で統一されていないこと、接客用語を中心とした言葉遣いが弱い点が明らかになり、言葉遣いに重点をおいた基本の接客ロールプレイング、新入社員へのサービスマナー教育、サービスレベルを維持するリーダーシップを養う管理職研修、という3点を重視したカリキュラムで研修を実施しています。

 

サービス業の商品は「人」とは言うものの、どうしてもハードの修繕、目に見えるものの改善が優先され、年に1度どころか数年に1回の教育もままならない実情の宿泊施設様が多い中、定期的な研修もしくはたった一度でも研修を実施される施設様の、教育に掛けられる思いには頭が下がります。

 

ところで、年間4回も研修を実施する前述の施設、税理士さんにお願いをして独立行政法人の雇用・能力開発機構の助成金制度を活用され、研修費用の負担を軽減しているとのこと。
これまでに業務を受託したいくつかの施設でも、この助成金制度を利用しているケースが見受けられましたが、案外認知度が低いのか、当社がお手伝いした施設様の中でもあまり活用されていないのが実態のようです。

助成対象の要件として、受講者の1/2以上雇用保険の被保険者であることや、全カリキュラムの8割以上に出席することなどの条件がある他、いくつかの認定条件があり、事業内職業開発計画など書類の提出が必要であるなど手続きの煩雑さはありますが、このような制度を活用できれば旅館・ホテル様の人材教育ももっと身近なものになるのではと思っています。

 

本当は人材教育にもっと手を掛けたい、そうお考えになるお客様の費用負担を幾分かでも軽減できるよう、当社のカリキュラム作成も、助成対象の認定条件に合わせ柔軟に対応いたします。
このような制度の理解を深め、皆様のお役に立つご提案をしたいと思います。

 

企画設計室 山上

建築コストが上昇傾向にあると言われていながらも、まだまだ工事するならお得と言える時期なのですが、思い切った投資も慎重に構えてしまう状況でもあるように思われます。
そんな中、数少ない旅館1棟新築物件の設計に携わっています。
5月の連休明けに着工したばかりで、完成が来年1月中旬、鉄筋コンクリート造5階建て客室数27室の旅館で、これから躯体が立ち上がってくるのが楽しみな物件です。
まだまだ建物の形が見えてきませんが、今回は設計段階で試みた製品を紹介させていただきます。

 

1階に大浴場を配置しているのですが、隣地境界から近いため、建築基準法上網入りのガラス窓としなくてはならず、景色が良い場所ではないのですが、クリアな視界をイメージしていました。
また、浴室で使用する網入りガラスは温度差による熱割れや水分の進入によるサビ割れが生じ易いため心配でもありました。
そこで、昔(10年以上前)使ったことのある網の入っていない耐熱ガラスを思い出し検討に掛かりました。
以前の製品はガラスのサイズも小さく、色も若干セピアがかっていて透明感がいまいちと言った感じでしたが、技術はここ10年の間に進歩し、一般ガラス同等の透明感でサイズも最大で3,000×2,400(8、10,12mm厚)mmまで可能になっていました。
一般名称は耐熱強化ガラス(大手ガラスメーカーはどこも製品あり)、その名称どおり耐熱性プラス強度が普通ガラスの6倍、一般強化ガラスの2倍という優れものです。
但し優秀な物にはそれなりの値段が付いてまわり、定価では普通ガラスと網入りガラスとの差は2割増し程度ですが値引率が圧倒的に異なり、見積価格で2~4倍の差が出てきます。
今後の取り扱い量の増加により値下げを期待したい製品ですので、ぜひ皆さんも使ってみてください。

 

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網入りガラス     耐熱強化ガラス

 

参考URL

旭硝子株式会社 https://www.asahiglassplaza.net/gp-pro/myboka/index.html

(上記画像は旭硝子株式会社のカタログより)

 

 

続いてもう一つ、同じ法的基準で防火区画というものがあり、階段室の鉄扉や吹抜けのシャッターなどが区画用の製品ですが、開口が大きくなるとシャッターレール用の柱が必要となったり、脇にくぐり戸が必要になったりしてせっかくの大空間が台無しになったりします。
そこで無粋な付属品を不要にする「耐火スクリーン」(ユニチカ設備技術)という製品をみつけました。
最大幅25m、高さ15mまでの防火区画をシリカクロス製の幕であたかもロールスクリーンのように降ろして区画するという画期的な製品です。
くぐり戸部分は避難口マークの付いた所をカーテンをくぐるように開閉して通行できます。天井内収納スペースもシャッターよりもコンパクトに納まり、軽いので建物への荷重負担も軽減できます。
8年程前に認定されたものですが、設置上の注意があり、ホテル・旅館など不特定多数が利用する避難階段など避難経路上の区画には原則使用できないという欠点があります。
日がまだ浅い製品なので今後の改良に期待するとともに、大空間吹抜けの竪穴区画など避難経路以外の区画には設置できるので検討してみてください。

 

参考URL

ユニチカ設備技術株式会社 http://www.unitika.co.jp/upec/article/unifireguard.html

 

 

建装部 高橋 慎一郎

同窓会

4月17日(土)に高校の同級生がマスターをしている盛岡(高校は釜石ですが)の店で、二人の先生を囲んで20人程のミニ同窓会をしてきました。
50歳過ぎのおじさん、おばさん達がこの時ばかりは18歳に戻って(酒は飲みますけど)いつもの同じ話題で盛り上がりました。

 

その1ヶ月程前、娘達のリクエストで、ホテルサンルートプラザ新宿のレストラン「VILLAZZA」に予約を取りに行きましたが、残念ながら週末は数週間先まで予約でいっぱいということでした。
娘達に「早く予約しないからだよ。」って怒られるだろうなという悲しさと、繁盛店になっているんだという嬉しさで複雑な心境になりました。

 

07年9月オープンのこのホテルで、レストランの内装を担当する機会をいただきました。
乗り込みから消防検査まで1ヶ月もない、非常に厳しい工期の現場でした。
毎日の様に業者・工場から「24」のジャック・バウアーのごとく瞬時の決断を求められ、毎日遅くまでの作業でした。特に消防検査と都庁の検査前日と言うか当日朝までは徹夜での作業に立ち合って、引き続きそのまま検査に立ち合うという、まさに「24」状態でした。

 

このレストランには自慢のワインセラーがあります。
ステンレス鏡面の枠は、いつも困ったときに助けてもらう〇〇シャッターの庄司さんが2週間程で制作してくれて、ギリギリ消防検査前日に取り付けることができました。特注のワイン棚は大阪の金物工場から送ってもらいました。

 

オープン翌年の6月、亡妻の誕生日に娘達と食事に行きました。食事の途中、松本シェフ、相馬さん、お店のスタッフの方達がテーブルの横に並んで「HAPPY BIRTHDAY」を唄ってくれようとしていました。大変失礼ながら遠慮させていただきましたが、嬉しかったです。
お店のスタッフの優しい心遣いで、妻を含め4人で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

その当時の工事のメンバーと会うと、いつも同じ話で盛り上がります。まるで、同窓会のように。
工事に携わった全ての人、そして松本シェフやお店のスタッフの方達も含めてこのレストランの同窓生です。

 

この仕事をしているとたくさんの同窓会ができます。

 

建装部 磯崎 昌志
VILLAZZA:http://www.hotelsunrouteplazashinjuku.jp/shinjuku-restaurants.php

最近、ある宿泊施設のアンケート制作および分析のお手伝いをさせていただいております。ほとんどの宿泊施設で宿泊アンケートを実施しており、回収したアンケート用紙を元に集計をし、総合(全体)○○点、大浴場△△点、料理□□点などと数値化をした上で、今後の目標設定や問題点の把握等に利用されているのではないでしょうか?

 

内容としては、記名・無記名の別はあるとしても、デモグラフィックデータ(年齢、性別、居住地域、職業など)と、お客様満足度(客室や大浴場などのハード、料理、サービスなどのソフトについて)を記入していただき、最後に感想やご意見といった自由記入欄を設けている構成が多いと思います。

それにプラスして、顧客属性(人数、媒体、予約経路、来館回数など)をチェックする宿泊施設もあります。

 

宿泊されたお客様のデータを集計して、お客様満足度の向上に努めることがいかに大事かはいまさら言うまでもありません。数値化したデータの分析およびフィードバックも大切ですが、自由記入欄に書かれたお客様の生の声をいかに今後の経営に反映させるかの方が、お客様満足度の向上に繋がるでしょう。

 

宿泊施設はお客様に館内利用とサービス(食事を含む)を提供しているのですが、意外とお客様の心の中を吸い上げることができません。「コミュニケーションで感想や意見を聞き取れる」という施設は別にして、ほとんどがアンケートに頼っているのが現状だと思います。だからこそ、アンケートの集計枚数を増やすために記名か無記名かとか、どの場所でどのように回収するのかとか、粗品をプレゼントするなどで集計枚数を増やす努力をされていると思います。

 

 

ただ、もったいないと思うことがあります。

せっかく努力をされているのですから、お客様の心の中をもっと覗きたいと思いませんか?「来館の目的は何か?」「何を期待しているのか?」「当館の看板商品は何か?」「なぜ当館を選んだのか?」等、これらが聞き出せれば、顧客層が絞れます。

デモグラフィック(統計学的)データではなく、サイコグラフィック(心理的特性)データが手に入るのです。つまり来館している顧客層のデータが取れるということは、狙いたい顧客層がわかるということです。(ただし、あまりにもお客様記入欄が多いと初めから記入するのを拒否されてしまう可能性がありますが・・・)

 

これが手に入れば次に欲しいデータは「顧客の心の中にある競合」ですね。 

 

企画設計室 新島 崇宏

 

 くしゃみと目のかゆさが酷くなり、気がつけば、上巳の節句は過ぎ、春ですね・・・。子供の頃は家族でお雛様を飾ることが年中行事でしたが、今ではお雛様を見るのは、仕事柄もっぱら旅館様のみ。各地で様々な姿のお雛様を見ることができ、発見を楽しんでいます。

 

 雛祭りで町おこしをする地方がありますが、お客様が気に入った旅館の雰囲気に相応しいからと貴重なものを寄附してくださることがあるようです。お茶道具が誰の手を渡ってきたかが価値とされるように、「モノ」にとっても、歴史や伝統を守る場所があり、人がいるということは、とても幸せなことだと思います。旅館はそんな「人」と「モノ」が詰まった「宝箱」であってほしいと願います。

 

 とは言え、旅館は見るものでなく、時間を過ごす場所であるとすれば、大事なのは「あたたかみ」。
 美容院で小さなお花のお雛様が飾ってあり、これは自分でも作れるかもと思ってパチリ。チマキに菊が乗っているような・・・と言っては、デザイナーさんに失礼ですね。とても有名な外国人デザイナーのフラワーショップの作品です。でも、がんばれば真似できそうですよね。出来上がりは不恰好かもしれませんが、そこは愛嬌、愛嬌。

 

 チマキと言えば形が似ていたからか、子供の頃、母と一緒に筍の皮で梅干を巻いて食べたことを思い出しました。梅干が酸っぱくて、結局一度しか作らなかったのですが・・・。子供の記憶力ってすごいですね。旅館でこのような素朴で簡単な手作りのおやつが出てきたら、懐かしかったり、珍しかったり、会話のきっかけになり、更に作り方を教えてくれたら、即席簡単クッキング教室の開講です。楽しい思い出となるのではないでしょうか。

 

企画設計室 下羽

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湯沸かし器といえば

 皆さんの施設では、熱源には何をご使用ですか?石油若しくはガスのボイラー、温泉熱が利用できる羨ましい施設様もあると思います。

 

 今回は、ガス給湯器を使用するシステムを紹介いたします。ガス給湯器(湯沸かし器)と聞くと、何かあると頭に血が昇り、湯気を出す上司を連想しますが、それとは逆にクールな利用方法を報告します。

 

 旅館様より浴室の全面改装の依頼を受け、熱源をどの様なシステムにするか悩んでいると、女将さんより「ガス給湯器を連結して使えるよ」とのご指示を頂きました。「ガス給湯器?」「容量は足りるの?」「壊れないの?」等の否定的な考えと、50号を16台連結するシステムと聞いたとき、常時使う機械と殆ど使われない機械が生じるのでは?やはり、否定的な考えしかないままガス会社よりシステムの説明を受けました。

 

 説明を聞いて目から鱗がポロリ!

 16台を連結してマイコン制御を掛けるとの事。今日、最初に作動した機械は次の日は16番目となり順番に1号機が移動し、年間平均するとどの機械もほぼ同じ作動時間になるとの事。容量も、計算式を確認すると更新前より増えていました。故障の場合も、一斉に故障することは考え難く、故障した1台の修理又は、交換で営業には殆ど影響が無いとの事です。貯湯タンクが不要になり、機械室スペースも小さくする事が出来ました。
 

 今回はガス湯沸かし器の報告でしたが、石油には石油の利点があると思いますし、新しいシステムも開発されていると思います。私共は、熱源=ボイラー等の画一的提案ではなく施設様に合った提案が出来るように、今後も情報収集・提供を行っていきます。
 

 仕事中にこのコラムを読んでいる貴方、隣の上司に見つかっていませんか?湯気を出している上司を見て「湯沸かし器」なんて思ってはいけません!湯沸かし器は、【賢い】の代名詞になるかも知れません。


建装部 笹川

ペット同伴

我が家に3年前に家族が一人(一匹)増えた。愛犬チロである。彼はマルチーズの3歳半のオスである。 いや、オスであった。今では我が家のかわいい唯一のニューハーフである。

というのも、半年ぐらい前より家中にマーキングをしはじめ家族を悩ませていた。

 

 

そして先日ついに妻のお気に入りのバックにマーキングをしてしまった。

妻は大いに怒り「チロなんか去勢しておしまい!」とのことで、かかり付けの獣医に相談する事となった。

獣医いわく、マーキングは去勢でかなり直り、また病気のリスクも減り犬の寿命を延ばすことも可能で、尚且つ性格もおとなしくなる。との良い事尽くめで手術をする事を決断した。

1月末の土曜日に入院させて、ついに我が家のニューハーフの誕生となった。

ニューハーフになってから約1ヶ月が過ぎたが、マーキングは未だ減らずあまり効果が無かったような気がする。性格も相変わらず元気いっぱいで、暴れ回っている。

 

かわいいかぎりである。

 

 

ところで、我が家のようにペットを家族同様に接している人は確実に増えている。休日もペット中心となり散歩の合間に買物を行う、なかなかペットを置いて外出できない。

そんなときにペット同伴の店や、宿泊施設がもっとあれば良いなと思うのは私だけではないだろう。ペット関係の雑誌も取っており、その中にもペット同伴OKの施設紹介も散見するが、まだまだ少ないと思われる。

 

 

これからの商業施設は高級志向か、低価格化の2極化に加えて、第3極の付加価値(ペット同伴やその他)の商業施設が生き残っていくのではないだろうか。

 

特に高齢化や核家族化が進む中で、犬猫等をセラピーアニマルとして飼う家族は確実に増えると思う。このニーズを的確に捉え、ビジネスチャンスとすることが不可欠であると思われる。

その一つの鍵が、商業施設側の懸念であるキズや汚れ・臭い・雑菌・掃除等のマイナス面をいか減らすかであると思う。

 

 

自分もペット同伴OKの商業施設を増やす為に、施設のマイナス面を軽減できる施工方法等(たとえば光触媒による消臭・殺菌)をもっと研究・勉強していきたいと思っている。

 

 

建装部 栗原

お客様目線

 最近のニュースでは、トヨタ自動車のブレーキ問題、民主党の金銭問題、小糸工業のデータ偽装などなど、企業や政党の言い訳、説明責任についての話題が多くなっている。
 何れも、ユーザーや国民といった利害関係が直接的に影響する最終消費者(お客様)の目線においては、不十分または不適切であった点に問題があるとされている。
 まさに「消費者(お客様)目線」に立った対応が要求されている現状なのだろう。
 

 旅館やホテルなどのホスピタリティ産業においては、そもそもその成り立ちから「お客様目線」でスタートしている。常にすべての事柄が「お客様の目線」を意識して、お客様が何を期待し、どのように感じられるかを具体的に表現することにポイントが置かれる。
 パンフレットやHPなどの情報から始まり、予約、案内、チェックイン、風呂、食事、宿泊、土産、チェックアウトまでのすべてが「お客様目線」で納得いくサービス提供ができていることが重要であり、「お客様目線」がスタッフすべての意識に浸透していれば、お客様は納得し、クレームもなく、満足して旅館やホテルを後にすることができる。
 例えば、お客様を待たせるという現象について、すべてがクレームに繋がるとは限らない。お待たせする時間がお客様にとって期待感の醸成時間となれば問題はなくなる。また、バイキングスタイルの調理ブースでのたまご料理について、次々に作って並べて、お客様が取って行くのではなく、来られたお客様には少々待っていただいても作り立てを提供するというスタイルが本来のサービスである。待たせるのが悪いと捉えてしまうスタッフ目線ではなく、作りたてを希望するお客様目線もあることを意識して欲しい。

 

企画設計室 土屋

本を落ち着いて読める場所

最近、ある旅館に宿泊されたアンケートを読んでいて「客室以外で本を落ち着いて読める雰囲気の場所を提供してほしい」というものに目が止まりました。
日常生活から離れて、好きな読書三昧という上質な時間を過ごしたいという気持ちが伝わってきましたが、旅館そのものが旅行目的となってきている今、多くの宿泊滞在者の求める共通項ではないかと思います。

その滞在イメージとしては、自然環境のよいライブラリーコーナーで、どっしりとしたソファーに座って、こだわりのハーブティを飲みながら好きな本を読み、日常生活には無くなってしまったしっとりとした「和風」空間の中で温泉情緒を楽しむといったところでしょうか。最近は談話室の整備が進み、無料コーヒー、ライブラリー、真空管アンプでの音響、リラックスチェアーの設定など差別化空間の提供が増えつつあります。

そのため、宿泊ユーザーにとっては、宿泊先の正確な情報の要求レベルはますます高くなり、料理の細かい内容、泊る部屋の内装、客室備品やアメニティ関係まで詳細にわたっています。ある調査によれば、ネットユーザーの半数近くが予約サイトを利用して宿泊申込をしているといい、さらに予約サイトを使った人の6割以上が口コミ情報を参考にしているそうです。

旅館経営サイドとしても、メイン客層の求めるきめ細かな宿泊商品をどこまで提供できるか、さらには、その情報を自館のホームページでいかに正確に提供できるかが問われていると思います。
個性化がますます進んだ宿泊ユーザーに、施設装備の制約はあるものの、滞在提案の中からチョイスしていただけるような、宿泊商品を提供するお手伝いができればと思っています。
 
 
noguchi.jpg企画設計室 野口

最近は、世の中のスピードが加速度的にどんどん早くなっている為、常に新しい発想と考えがなければ、生き残れない時代だと思います。

 

7~8年前に作られたビジネスホテルは、最低限の広さで客室を数多く作ることで収益性を高めるというモデルが主流でしたが、最近は価格競争にさらされ苦戦が続いていると聞いています。

 

シングルルームのベッドサイズもW1200からW1400に広くなり、更にはW1600のホテルも出始めています。ユニットバスサイズも1216から1418へ大きくなったり、高機能ユニットシャワーが設置されたりと、ゆとり・安らぎがキーワードとなって進化しているようです。宿泊者にとって魅力の少ないホテルには、残念ながら、価格競争しか残っていないことになります。

 

 

当社に客室改装の提案依頼があった場合、ただ表を変えてきれいにするだけでは、ホテル事業主様の為にはならないと考えています。商品としての客室のあり方・宿泊者の立場に立ったお部屋のあり方から提案するよう心がけています。

 

その中で、この時代の流れにいかに対応するのかが最大の課題です。アンテナを高くはり、情報収集を広く行い、常に自分を磨いていかなければならないのです。

 

情報収集については、ネットにある情報もありますが、私が気にいっているのは人と面会して得る情報です。いろいろなステークホルダーと面会して声を聞くことは、デジタルな時代にあって効率が悪いと考える人も多いでしょうが、時の流れが速い時代だからこそアナログ的なコミュニケーションが重要だと思います。

 

この仕事の楽しさのひとつが人との出会いやコミュニケーションです。時代遅れといわれても、大切にしていきたいと考えています。

 

建装部 松村一美

残しておきたいもの

建装の仕事の関係で各地の旅館に宿泊する機会に、最近特に旅館で気になることは、和室の床の間にテレビや金庫が大威張りで鎮座まし、床の間自体が無駄なスペース或いは物置きスペースとなっていることが多々あり、床の間本来の機能が全く失われていることです。非常に残念に思っております。

 

物の本に依れば、本来和室の床の間は、客人をおもてなしするために季節に合わせた掛け軸や香炉、花入れが置かれ、店主の心配りを示す存在であり、また、床の間は、和室を構成する要素の中で最も伝統的な法則があり、格式が重視され、和室の象徴として大切にされているということであります。

 

今年中部地方の旅館さんの増改築計画をお手伝いすることとなり、全体は民芸調を基調に設計計画を実施ししていただきましたが、和室では特に設計段階で、小さくとも是非床の間を設置して欲しい旨お願いし、本格的ではないにしろ和室にしっかり床の間を設けていただきました。やはり和室に床の間があり、掛け軸を掛け、季節の花を置くと非常に客室として格調高く、凛とした客室となり、館主がお客様をお迎えし、もてなす雰囲気が醸し出され、提案して本当に良かったと思っております。

 

最近の洋風化された和室の生活空間の中では、無駄な空間で省略され、季節を感じることが無くなった床の間を、少なくとも旅館の和室にだけでも設け、和室のしきたり、和室の礼儀作法等が学習できる日本独自の旅館文化と和の伝統文化を少しでも永く残しておきたいと思っております。

 

企画設計室 秋山

 

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すべらない話

先般、あいにくの雨模様の中、打合せで訪問したホテル様でのこと。

エントランスから、それは綺麗な御影石本磨きの床。来客者の傘から滴る雨水が床の上に...。

 

「つるりッ!」

 

目に飛び込んだのは、起こるべくして起きた事態でした。

幸い大事には至らなかった様子でしたが、来客者にとってもホテル様にとっても大変なことです。

 

 

ハートビル法という言葉を耳にしたことがあると思いますが、これは「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」のことです。

私たちがお付き合いをさせていただく「ホテル、旅館」も、この対象建築物となります。

(この法律については、また別の機会にふれさせていただくこととして、、)

そのハートビル法においても、最低限のバリアフリー化の基準である「利用円滑化基準」が定められています。(東京都条例)

例えば、廊下、階段、通路、傾斜路等については、「表面は、粗面とし、又は滑りにくい材料で仕上ること。」等々。

 

やはり前出のような経験をなされた施設様も多いのか、床の防滑工事についてのお問合せを受ける機会があります。

これについては、ほこりや、水分の付着の有無によっても大きく異なるものなので、外部からそれらを持ち込まないような工夫(例えば、玄関回りでの計画等)も有効性はあるのですが、やはり完全ではないでしょう。

そこで、床自体への防滑を施すことにより、滑り抵抗係数(C.S.R.)を上げるということになります。

方法はいろいろありますが、代表的には次に挙げる施工方法でしょう。

  エッヂング工法

   専用の機械や工具を用いて、床材表面に凹凸を作る工法で、ブラスト工法、ジェットバーナー工法、カッティング工法などがそれに当たります。

  特殊溶剤工法

特殊な溶剤を用いて、床材表面に7/1000㎜程度の穴を開け、水分の逃げ道を作って防滑効果を生む工法。

効果は、使用ヶ所などによって差異は出ますが、利用者の安全性を確保する意味でも大変重要なことなのかもしれません。

もちろん、上記②で使用する溶剤等の環境への適合性、人体への無害性の必要は言うまでもありません。

 

などなど考えながら、ふたたび雨模様の中、「すべる」ことのないよう打合せに行くのでした。

まるで凍った雪道を恐る恐る歩くような格好で。

 

建装部 鳥巣

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壁紙(クロス)の縁切り

最近洋室和風のベッドルームの改装で、壁のクロス貼りの際にアクセントウォールとして、壁の一面だけを濃い色のクロスを貼る手法を良く使います。アイキャッチをつくり客室に奥行き感を持たせたりします。

 

この手法自体は今さら特筆すべきことではありませんが、施工段階苦労していることがあります。それは、Bポイント(濃い色壁面)とベース色(その他壁クロスの色)との縁を切る部分です。入墨などで明確に縁切りできる壁は良いのですが、そういったケースは少なく、出墨(壁が直角に曲がっている部分の角部)など縁切りが意匠的に納まりが悪いケースが多々あります。違う色のクロスを突合せるのは変ですし、出墨にてクロスジョイントを入れるなんてことは、すぐに捲れることが明白です。

 

今までクロスなどを意匠的に見切るには、フクビ(樹脂製の見切り材)や付け柱、廻り縁などを使用していましたが、多くの場合、クロス張替えなどの改装での場面であるため、プラスターボードに挟み込あければいけないフクビを取り付けて縁を切ることは困難でした。改装場合下地のプラスターボードまでは手を加えないことが多いのです。

 

 7月よりシンコールより発売されたクロスの見切り材は、プラスターボードの上に直接貼り付けることが出来、出墨部分当然のことながら、壁面にも自由に貼り付け、クロスを自由に見切ることができます。

 

 これは、アクセントウォールでの縁切りに使用できるだけでなく、壁面にクロスの貼り分けを図柄として作ることも出来ますので、うまくデザインすればアートウォールとしても使えます。色も充実しており、ゴールドや漆調の黒なども揃っております。施工法も工期もとても簡単で、今後クロスを使った貼分け手法に面白いデザイン出来ていくのではないかと期待しています。

 

建装部(名古屋駐在) 棚瀬

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新入社員の初工事体験

建装部に配属が決まり、8ヶ月目に入りました。つい先日入社したとおもいきや、もう7ヶ月も経過していました。なにもわからず、建装とは何なのか・・・そこから私の仕事は始まりました。その中で今回は神奈川県の本厚木にあるパークインホテル厚木客室改装工事の話を。
現場管理の経験ということで2週間ほど勉強させていただきました。既存の客室を解体しリニューアルするとうこで、一から完成まで見届けました。

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既存の家具を撤去し、クロスを剥がし、カーペットも剥がし、裸の客室を見たときは驚きました。

osawa_2.JPGその後、天井のライトの位置を決め、穴をあけ配線をし、新しいクロスを張り、カーペットを敷き、最後に家具を設置し、完成した客室は・・・

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落ち着きのあるお部屋になりました。

工事はいかに工程通りに進むか。事前の打ち合わせが大事だと教わりました。後は作業員が怪我をしないように、現場を離れないことだと指導を受け、無事工事は終わりました。
目標は受注し、引渡しまで自分でやり遂げることです。これからもっと勉強し経験をし、ステップアップしたいと思います。

 

建装部 大澤 恒太郎

帰りみちで

帰宅の途中に、大きな月が東の空に冴え冴えと見られる日が多くなってきました。空気の冷たさや澄んだ夜空を見上げた時など、日々の何気ない行いの中で晩秋から初冬への季節の移ろいをふと感じるものであります。

 

 

先日宿泊施設の従業員の方々を対象にしたサービス研修に参加しました。参加者は接客サービスを担当する皆さんで、部下の従業員に対して教育や指導を行なうサービスリーダーの方たちを対象とした研修でした。このため細かな接客スキルや作法、接遇知識の習得と言った内容ではなく、サービスそのものの意味づけ、お客様の期待に対する気づきと対応、お客様にまた来たいと思わせるサービスの方法など、ワンランク上を行くサービスに目覚めてもらう研修会でした。 

 

 

身振り手振りを交えて熱心に語りかける講師の話ぶりに、分かっているつもりであった宿泊施設の従業員のサービスに対する心構えを、改めて反芻しさらに理解を深めたような気持ちになりました。 

 

 

宿泊施設は、マーケティング手法の理解と展開により自社商品を一層魅力的にみせ、それぞれの商品を最適な流通チャネルを使って販売を試みています。このことは非常に重要な営業行為であり、日々これらの活動を繰り返し行なうことは激しい競争社会では欠かせない活動であります。

 

 

しかし、一度来館していただいたお客様にまた来たいと思っていただける、お客様の身になった「おもてなし」を、全従業員ができるような仕組みづくりや気づきの教育等々に真剣に取り組んでいる宿泊施設はどのくらいあるのだろうか......。

 

 

ちょっぴり身をかがませ、まだ出始めの薄紅色をした月を眺めながら、忘れかけていた何かを思い出したような気になって、帰り道を急いだ先日でした。

 

 

企画設計室  永池 英治

世界中にはいろいろな形態のホテルがある。トルコのカッパドキアにある洞窟のホテル、アイスランドの氷のホテル、シャトー(古城)を再生したホテルがあれば、バロックやロココ調の豪華なパレス(宮殿)のホテルまである。更にはラスベガスにはカジノやアミューズメント施設が充実したホテルやオーランドのディスニーにはキャラクターに囲まれるようなホテルまである。私は海外旅行が好きで、旅先の宿泊先ではやはりこのようなホテルに泊まりたいと思っています。旅先での土地の風情を感じることができるからです。洞窟のホテルなど多少の不便はありましたがそれも風情です。

 

 

 外国から日本に来られる観光客が好んで日本旅館を選んで泊まられる話を聞きます。インターネットの普及などで容易に検索し、予約を取ることが出来るようになった事も大きな要因ですが、日本に来たら日本の文化に触れられる旅館に泊まりたいという気持ちは良く分かります。お風呂の入浴、割り箸の使い方、畳の上での生活など、他国ではあまり慣れていない風習がたくさんあるのに、最近の外国人観光客の方々は不慣れながらも問題なく旅館を使用しています。

 

 

 そんな中でも昔から旅館に根付いている当たり前のサービスに、「料理の部屋出し」がありますが、このサービスはホテルで言う「ルームサービス」といって大変喜ばれるそうです。客室で和食の料理を食し、SPA(温泉)で疲れを癒し、日本の情緒を感じられる畳の和室でお茶を振舞ってもらう。おまけに日本の伝統的な浴衣を着せてもらい、更には就寝前に布団まで敷いてもらえる旅館には、それがサービスに至るまで料金にすべてインクルードされているのでよほどリーズナブルに思えるのかもしれません。

 

 

 最近の日本には和室と呼ばれる施設が少なくなってきました。住宅やマンションからも和室が消えつつあり、老舗の料亭が廃業したり、旅館がスタイリッシュになったりしています。畳の上に大の字で寝転がる心地よさを感じられることが少なくなってきました。旅館の和室にはこの日本の心地よさというものを訪日外国人のためにもいつまでも大切に守っていってもらいたいものです。

 

 

 

建装部 名古屋駐在 棚瀬 ES144.JPG

料理のインパクトとは。。

先日このコラムでもご紹介した 美食の王様 来栖けいさんが、レストランをオープンされるということで、記念すべきオープン日にecure(エキュレ)に食べに行きました。

このレストランは独立前のスーシェフが1年間シェフとして経験を積むという面白い形態で、1年たつとお料理のジャンルも変わるらしいです。毎年新しいニュースリリースが発信されるという意味でもとても参考になります。

 

オープンを任されたシェフは、あのカンテサンスのスーシェフだった後藤さん、多分30歳。とてもかわいらしいお料理を創られる方でした。

 

その中で、最後の前のお皿がいちじく、最後のお皿がタルトタタンと2皿続けて彩りきれいなデザートがとても印象に残りました。

今回出していただいたものは、知っている「いちじく」や知っている「タルトタタン」ではなかったのですが、想像しているより「これ!!!タルトタタン!」とお隣の席からも声が。

 

旅館のお料理を考えるのに、インパクトやメインはどうしようか、というお題も多いこのごろ、御飯やお味噌汁やデザートが「これ!!御飯!」の方がインパクトが強いんでは、と改めて感じた日でした。

そしてそれが一番ハードルが高いのかもしれません。

企画設計室 小輪瀬

ecure.JPGのサムネール画像

日本の季節行事

日本の季節行事といえば、小さい頃何故かお風呂に入っていた「ゆず」とか、床の間にいつの間にか飾られた「お団子」とか、食べ物ばかりが記憶にあります。

日本には季節毎に行事や約束事があって、自分が大人になって東京で生活していると、そういうものに触れなくなったり、まして自分で準備することなど全くなく、そういう行事を体験させてくれた親の偉大さを痛感したりします。

 

旅館には「日本の文化」が残っていて、そういう季節の雰囲気に触れる機会を「装飾」というカタチでお客様に見せているところもあります。イベントでも、食べ物の記憶でも、何かしらの記憶が子供達に残ったり、大人達をノスタルジックな気分にさせてくれるのは良いもの。

ホテルであっても、日本にあるなら、是非季節の行事は欠かさないでもらいたい、と自分の怠慢を棚にあげて切に願っています。

 

弊社主催のセミナーで講演いただいたり、ブライダルや装飾などでお仕事をお願いすることもある 日本パーティープランナー協会会長の 丸山洋子 先生は、そんな「日本のこころ」を熱く語ってくださり、大切にされている方。四季の移ろいを繊細な美意識で感じ取ってきた日本人の自然観とその自然観が創り出した節供について語るパーティがあるそうですので、興味のある方は是非参加してみてください。

http://www.partyplanner.jp/index.html

企画設計室 佐伯美知枝

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話題のお店探検ということで、「農家の台所」に行ってきました。

ここは、コース料理を野菜とお肉とお魚の比率に合わせて出してくださるところで、農家への熱い思い、そのコース構成の面白さや新鮮で安全な野菜を食べ放題(・・という言い方はよくないですが)なところが話題のお店。

野菜4:お肉3:お魚3とか野菜6:お肉2:お魚2 のコースや野菜10:お肉0:お魚0 のベジタリアンもばっちりなコースなどが3つの価格帯で提供されています。

どんなお料理が共通で出るのかバラバラのコースをお願いすると・・野菜10がベースでお肉とお魚のお料理が差しかわる様子。

旅館でプリフィクスを導入するのはハードルが高いことが多くて、自分が客としても色々選ばされるのは面倒だったり迷ったり・・。 そう考えると、この比率作戦、意外にわかりやすいなー、そして提供しやすいんじゃないかなーと思いました。農家の台所はこの比率×価格帯も3つあったので、ちょっと複雑な感じもありましたが。

 

よく3千円と4千円と5千円のコースがありますけど、と言われて「どう違うんですか?」と聞くと、お刺身が2種類増える、とか小鉢が一品つくとか言われますが・・・結局よくわからないまま「はぁ・・・じゃぁ真ん中で。」と日本人気質で答えてしまいがち。

 

野菜と肉と魚の比率が違うんです、と言われた方がなんとなく納得かも。新しいプリフィクスのカタチなのかも・・と思いました。

ちなみにお肉の比率が高い方がお値段が高いと思ってましたが、野菜10:0:0が一番高かったです。さすが、農家に熱い!

企画設計室 小輪瀬

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直球勝負

先日、「美食の王様」の著者で「食べる天才」と言われTVなどでも引っ張りだこの来栖けいさんがセレクトした「スウィーツ」を食べる会に行ってきました。

フレンチは大阪がとてもアツいというお話や10月にオープンする自らがオーナーとなるお店「エキュレ」のお話などもお伺いしながら、色々なスウィーツを食べるというちょっと不思議な会でした。

コースの最後にデザートとして出るものなど、普通は食べられないものなどを6種類を用意していただき、来栖さんが「これはこういうところがすごい」という解説つきでいただいた感想は・・・

どれも「直球勝負」。

奇をてらわず、素材とかバランスとかが、「わかっているけどなかなか」という絶妙な塩梅を出しているものばかりということのようで、まさにストレートが来るのがわかっているけど打てないって感じです。

お料理は流行り廃りが早い世界で、「変化球」や「隠しだま」を考えたり・・・何とか勝負に勝とうと頭をひねることばかりですが、やはり直球勝負で客を打ち負かすのが基本なのかも、と感じた夜でした。

 

企画設計室 小輪瀬

 

これは来栖さんがとても推していた大阪のエテルニテのガレット ブルトンヌ。

私はランベリーのクグロフがお気に入りに。当室一お菓子にうるさい山上はル プティ・ポワソンのシュークリームが一番美味しかったそうです。P1010975.JPG

国内の新型インフルエンザの患者数が集団感染等加速度的な増加を示しており、今年10月からのパンデミックが憂慮されている。5月から6月頃の近畿地区に於ける予約の大量キャンセル等の事態が思い出される。


一方、沖縄県では全国平均値の20倍という異常な発生率を示していたが、ようやく減少に転じたと報道されている。
宿泊産業にとって、景気低迷による厳しい事業環境が続く昨今、更に大きな影響を与えるこうした事態はその推移に注意したい。


このところ、そのインフルエンザ対策であろうがウィルス除去、抑制効果の高い空気清浄機の販売が急激に増加し、都内の家電量販店でも幾つかのぞいたが品薄になっているとの事である。
逆にホテル・旅館にとっては、客室にこうした空気清浄機を装備している事をセールスポイントにできるとも考えられるが、コスト面からは頭が痛い課題である。


最近、泊まった旅館でマスクをした仲居さんに食事サービスを受けたが、何とも嫌な違和感がした。
一方である宿では従業員の同居家族に新型インフルエンザが発生した場合、その従業員を7日間の出勤停止としたそうである。ギリギリの要員で運営する中、こちらも厳しい対応を迫られている。

 

企画設計室 竹原

ちょっとした水のサービス

グレードの高いサービスというと、お水のおかわりをお願いしたらコップを変えて持ってきてくださる、というシーンにはよく出会います。

よくシティホテルのラウンジを利用すると、コップは変えずともキレイなボトルやピッチャーで背筋を伸ばしてきれいにサーブしていただけるのも、「おっ」と目線がいきます。

 

いつも出来るだけ水をたくさん飲もうと思っている?私としてはウォーターピッチャーを「どん」と置かれる庶民派なお店も、個人的にはとっても楽ちんで好きですが、サービスされてるっていう感じはしません。 いちいち「お水お願いします」というのも、何だか面倒だな、と思います。

先日行ったシティホテルのカフェでは、私たちの会話なんてお構いなしに「失礼します」「失礼します」とコップが空くと次々と注ぎにやってきて、時間がブチブチ切られる後味の悪い感覚を味わいました。

そんなことに少しムッとする自分にお客様になるとわがままなもんだなーと自戒の念も。

 

そこで。

今日連れていっていただいた群馬県にある小さな小さなお店では、最初に一杯のお水と一緒にきれいなボトルに入れたお水を置いていきました。

 

お水にはミント?ハーブ?が浮かべてあって、見ているだけでキレイ。

サービスされているわけではないのに、良い気分。時間も会話もゆっくりして「良いお店だなー」と爽やかな気持ちでお店を出ました。

 

ちょっとした「お水」のサービスの違い。考えさせられます。

 

企画設計室 小輪瀬

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