先月工事をさせて頂いたホテルで、ロビーに使用されていたソファーの張替工事を受けました。
ソファーはアンティーク風の塗装がされたクラシカルなものでしたが今回の改修工事とのインテリアに統一感を持たすため、切れ地の張替えと木製フレームの塗装をする事になりました。
既存の生地を剥してみたら色々な問題が発生!!
①台座と脚部の接合部の強度不足
フィンガージョイントの加工はして有りましたが、ズレていて接着剤のみでの固定
②ソフャー背面を支えるフレームと台座部の補強材がお粗末
小さい木材を写真の様にする事のほうが難しいのでは?
③座面下側の補強不足
大きく以上の問題が挙がりました。今回は生地の張替と塗装直しの御依頼でしたが一部修理を行い、今後支障の無いよう使って頂けるよう手を加えさせていただきました。
修理内容
①台座と脚部の接合部補強は、台座裏より既存の台座カーブに併せた木材(ナラ材)にて補強。
②台座部には、新しい補強となる木材を入れなおす。
③各接合部には出来るだけ接着材を塗布
※写真で見られる青とオレンジのバンド(ウエービングテープ)は国産ですと既存の物より強度が有るので張り直しをしたいのですが骨組みの接合部がテープの強度に耐えられない恐れがある為今回はそのままとします。
海外で作られた物だと思われますが、15年前の物でもそれなりの金額がしたことでしょう。張替や塗装直しなどで修理をし、大切な思い出のある家具を永く使って頂けるお客さまは少なくなっていますし、そのような家具をお手元にお持ちの方も減ってきている中、今回の修理をさせて頂き、今後共責任を持ってメンテナンスをしていきたいと思います。
建装部 宮原